意外と知られていない司法修習の内容

意外と知られていない修習の内容を六法ちゃんがお知らせ!

司法修習総論[その1]

司法試験に合格すると、約一年間司法修習生として弁護士・裁判官・検察官として必要な素養を身につけるための研修を行います。昔はこの修習の期間は2年間だったそうです。

司法試験の合格者は、全国の地方裁判所の管轄地でそれぞれ研修を行います。東京等の大都市は300人を超える修習生が集められ、地方では、少ない場合には20人弱の修習生が集められ、研修を受けます。                   
                      

司法修習総論[その2]

法曹になるための研修の内容は、集合修習と実務修習に分かれています。

集合修習では、起案という実際に裁判官が書く判決、検察官が書く起訴状及び弁護士が書く準備書面等を書くトレーニング等を和光に文字通り全修習生が会して行います。

実務修習では、およそ2ヶ月間あまり裁判所(民事部・刑事部)、検察、弁護士事務所でそれぞれの業務の研修を行います。

このように1年間の研修を行うのですが、この研修の修了が認定され、裁判官、検察官、弁護士として働くためには、二回試験という試験に合格する必要があるのです。 

司法修習総論[その3]修習生活について

二回試験では、1科目7時間程度の試験を5日間に渡って受験しなければなりません。
二回試験の合格率は95%以上ですが、形式的な要件が重要になり、その形式面を誤ってしまったがために不合格になってしまう人もいる、非常に緊張感溢れるハードな試験です。

1年間の修習と二回試験に合格して、司法試験合格者は初めて裁判官・検察官・弁護士になれるのです。

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